2011-01-01から1年間の記事一覧

なんだか色々あった。吐血したから、と連絡をうけて帰った地元で、小中の同級生が鬱病になったと聞き、昔チェロを教わっていた先生が自殺したと知り、友達からは結婚すると連絡があった。なんだか、人生が色々すぎて、深刻なことさえコメディーに思えてきて…

久しぶりにひとりの夜。同居人は実家に帰り、彼氏は飲み会。わたしより酒が好きなひと。比較対象にさえ、ならぬ。この時期のひとりの夜は嫌いじゃない。布団も軽くなって快適だし、しかも明日は天気も良いらしいから、たぶん、快適に目覚められるだろう。も…

哲学は専攻に近くて馴染みがあるが、やはり個々の思想家との相性がある。わたしにはデカルトが合わないらしく、どうもしっくりこない。いくら読んでも、んーんーんー?っていう感じ。GWなので彼氏の実家とわたしの実家に行く。彼氏の実家ではもちろん気を使…

来るべき地震に備えよ、と言われる。水もためてるし、長持ちするパンも買い置きしてあるし、ヘルメットまで買ったというのに、更に何を?と思ったら、ちゃんとした防災用品一式を注文するように、だそうだ。地震は怖い。それはもう、怖い。震度6強に6分ゆら…

また靴を買った。黒のメッシュのパンプス、夏用。靴って手持ちの服に合わせようとすると無限にいる。色、素材、かたち、ヒールの高さ。最近は、服に靴を合わせようとするのがそもそも間違いなんでは?と思うようになった。持っている靴に合わせて服を買えば…

彼氏が夕ご飯を食べに来る、というので、買い物に出た。今日は文句なしの陽気で、気持ち良かったので駅前まで行く。駅ビルで靴下を、スーパーでネギなどを買う。照明を落としたお店にも慣れてきた、というか、これで全然不便じゃない。色々な人がいうように…

4月になって、日常を意思で取り戻すことにする。しかし、地震が明るみに出した色々な亀裂はちゃんと埋まるのだろうか、と少し心配。たとえば、原発が怖くて東京から逃げた人と、逃げなかった人逃げられなかった人との間の亀裂。何にせよ、今までどおり、には…

あるところを卒業することを寂しいな、と思っていたら、職員さんにも「寂しくなるなぁ」と言われて、わたしはますます寂しい。かといって、いつまでもいられる場所じゃない。たまに、人との出会いは喫煙所のようなものだと思う。わたしという喫煙所にたまに…

彼氏と美術館に行く。帰り、高架の電車から雪混じる街を眺めて、ぼんやりと、しかし強く、わたしはやはり、わたしの人生をちゃんと受け止めたい、と思う。いつか、この人生と現実からはたとえ世界の果てまで行っても逃げられない、という諦念以上の気持ちで…

宮崎に赴任している友達から久しぶりに電話。彼は今日は1ヶ月ぶりの完全オフだとか。「今の世の中、正社員になれたらなれたで過労死寸前」とか、ふたりでごにょごにょ話す。最後に、いつものように、お前も博士論文がんばれよーと言われて、最近研究のほうは…

うまいかない日々。今、自動車教習所に通っているのだけど、うまく曲がれぬ(致命的)。しかも、彼氏と妹と一緒で、いつも一緒で、なんだかもう「いい加減、ひとりにしてくれませんか」という感じ。うまいかないのはもちろん運転だけじゃなくて色々あるのだ…

またお風呂でめそめそ泣く。今は家にプライベートな空間がない、かつ、同居人に心配かけたくない、となれば、泣く場所はお風呂しかない。泣く明確な理由はあったり、なかったりする。わたしが友達にひどい言われようをされても彼氏がかばってくれなかったと…

学部生の試験採点を終えて外に出たら、暖かい。日差しをあびると、自分が健全に生きている気分になる。採点も今日で終わり。今回は、中途半端にできている学生が多くて部分点をどのようにあげるのかに苦心した。ちょっとわたし厳しいかもーと思いつつ、でも…

クローンが欲しい夜。他人に、わたしが望むような反応を求めるのは間違っている、ことは分かっている。わたしの人生は他ならぬわたしのもので、究極のところ、他人は関係者ですらない。誰もわたしの傷を同じようには背負えない。 こういうふうに考えるわたし…

彼氏が酒を飲みすぎる。わたしは、「あなたの人生、あなたが良ければそれでよい」というスタンスだけど、しかし、そのスタンスは相手を突き放している以上に、他人の人生に口出したり、まして何かを変えたりすることは到底不可能である、という諦めに基づい…

久しぶりに学部へ。ゼミ室があった古い校舎が壊されて、ピカピカの近代的な建物が建っていた。帰り道。歩きながら、この道を通った何人がもう既に死んだのだろうと思う。苦しかったのか、よく分からない。生きていくうえで、生命を保つこと以上に、あまりに…