またお風呂でめそめそ泣く。

今は家にプライベートな空間がない、かつ、同居人に心配かけたくない、となれば、泣く場所はお風呂しかない。泣く明確な理由はあったり、なかったりする。わたしが友達にひどい言われようをされても彼氏がかばってくれなかったとき(彼には言われよう云々など問題ではなく客観的に正しいかどうかが重要なのだ)、研究全体を否定されたとき、単純に傷ついたとき、疲れているとき、疲労しすぎて混乱状態のとき。あることについて、たとえ人に話せる程度には頭のなかで整理されていても、人に話して一ミリも否定されたくないとき、否定される余裕がわたしにないとき(否定せず黙って聞いて、なんて他人に要求できないし)。この環境でクローンがない今、わたしはやっぱりお風呂で泣くしかない。

それでも、一通り泣いた後は、また辛くなったらここで泣けばいいんだ、と思って、ほんの少し持ち直す。目が赤い原因もお湯と湯気が負ってくれる。