久しぶりに学部へ。ゼミ室があった古い校舎が壊されて、ピカピカの近代的な建物が建っていた。

帰り道。歩きながら、この道を通った何人がもう既に死んだのだろうと思う。苦しかったのか、よく分からない。生きていくうえで、生命を保つこと以上に、あまりに多くのことが要求されすぎるのか。もしくは、自分を生かし続けるために多大な何かが必要なのか。

それでも、死んだ人のことは、いつか、忘れる。