またお風呂でめそめそ泣く。今は家にプライベートな空間がない、かつ、同居人に心配かけたくない、となれば、泣く場所はお風呂しかない。泣く明確な理由はあったり、なかったりする。わたしが友達にひどい言われようをされても彼氏がかばってくれなかったと…

学部生の試験採点を終えて外に出たら、暖かい。日差しをあびると、自分が健全に生きている気分になる。採点も今日で終わり。今回は、中途半端にできている学生が多くて部分点をどのようにあげるのかに苦心した。ちょっとわたし厳しいかもーと思いつつ、でも…

クローンが欲しい夜。他人に、わたしが望むような反応を求めるのは間違っている、ことは分かっている。わたしの人生は他ならぬわたしのもので、究極のところ、他人は関係者ですらない。誰もわたしの傷を同じようには背負えない。 こういうふうに考えるわたし…

彼氏が酒を飲みすぎる。わたしは、「あなたの人生、あなたが良ければそれでよい」というスタンスだけど、しかし、そのスタンスは相手を突き放している以上に、他人の人生に口出したり、まして何かを変えたりすることは到底不可能である、という諦めに基づい…

久しぶりに学部へ。ゼミ室があった古い校舎が壊されて、ピカピカの近代的な建物が建っていた。帰り道。歩きながら、この道を通った何人がもう既に死んだのだろうと思う。苦しかったのか、よく分からない。生きていくうえで、生命を保つこと以上に、あまりに…